ダイビングは無理でも透視船で海中散歩はいかがじゃな
最近はグッとあたたかくなり、男鹿もいよいよ観光シーズン到来じゃのう。
昼飯でも食べようとブラリ入道崎に行ったんじゃが、ついついスピーカーから聞こえてくる「男鹿遊覧海底透視船〜」の声に誘われ、灯台の影の方にある崖下へトコトコと行ってみましたぞい。
入道崎の灯台の下にあるトイレの脇に石畳の歩道があるんじゃが、それをテクテク歩いていくと灯台の裏側に着くんじゃよ。
T字路になっていて、右手前には「鹿落とし」と呼ばれる断崖絶壁の名所があるんじゃ。
とりあえずそれは無視して左へ、そして更に崖下に進むと海底透視船の建物に到着じゃ。
運動不足の方には少々キツイ道のりかもしれんが、これくらいでへばっている姿など見せられませんぞ。
受付のところで「ん?どこぞで見覚えのある方がおるぞい?」と思ったら、4月に太鼓祭りのあった星辻神社の神主さんではないか?
なまはげ郷神楽のシニア(笑)メンバーでもある古谷さんとおっしゃるこのお方は、こちらの所長さんも務めておるとの事。
多芸な方じゃね。
いざ大人1人分1000円を払い、乗船。
向かいにある「水島」という岩礁地帯の周囲をぐるりと回る約30分のコースじゃ。
水島ではクロダイ狙いの釣り人が真剣な表情でウキを見つめていて、これもまた男鹿ならではな風景じゃね。
船は船底部が窓になっていて、座ってその窓から海底を覗けるという仕組みじゃ。
途中途中に、沈み根のような浅瀬があって、その上をゆっくりと船が行き来してくれるので、間近で海底の様子を見る事ができるんじゃよ。
残念ながらこの日は濁り気味とのことじゃったが、それでも海底の様子を観ることはできたし、顔を上げれば水島越しに入道崎から真山・本山など、陸からとは違った男鹿の絶景を楽しめましたぞ。
キレイな男鹿の海を、底まで楽しむ透視船の旅。皆さんも一度いかがじゃな?