はたはた寿し現場見学じゃ

ブリコ一匹寿しの出来上がりじゃ

以前に「県内唯一のウニ加工業者」という事で見学に来た「三高水産」で、ハタハタ寿し作りが最盛期じゃと言う連絡を頂いてのう。今回はその現場見学に行ってきたんじゃ。

ハタハタ寿しは各家庭でも作られる男鹿の代表的な伝統料理だそうでのう。家々によってそれぞれ味わいが違うそうなんじゃ。

ココ三高水産では、昭和31年頃の男鹿の北浦地区で流行っていた製法をベースにしておるそうじゃよ。真水に漬けてしっかり血抜きしたハタハタを酢で締めて、ご飯、こうじ、カブ、ニンジン、酒、塩、酢、ショウガ、唐辛子などで漬け込むんじゃ。
ハタハタを一層敷き詰めたら、その上にご飯や野菜などを重ねる。これを何回も繰り返してサンドイッチ状態にするんじゃ。そして重しをかけて寝かせるんじゃ。

ココでは昔ながらの杉樽を使って漬けるんじゃが、空気が適度に入るので発酵に欠かせない乳酸菌の入り具合が良いからだそうじゃ。「こだわり」のポイントじゃな。

だいたい、漬け込んでから約半月で製品として出来上がるそうじゃよ。
伝統製法で作ってこそ真の伝統料理じゃな。
男鹿名物「はたはた寿し」一度いかがじゃな?

ちなみに見学に行った時には「切り寿し」ではなく「ブリコ一匹寿し」というハタハタ丸ごとのまま漬け込んだ方の完成に立ち会う事ができたぞい。

昔ながらの杉樽を使った漬け込み方なんじゃ
杉樽で漬け込んだハタハタ寿しを一旦取り出すのじゃ


お母さん方に混じって梱包のお手伝い(お邪魔?)

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