目と耳でも楽しむのが料理じゃな!
ブシャァーときてゴボゴボッとなったらモクモクとなってグツグツなんじゃよ!(笑)
何を言っておるか分からんのう...
まぁそれくらいインパクトがあると言う事じゃ。
今回は入道崎にある、お食事と土産の店「海陽」に男鹿名物の「石焼き料理」を食べに行ってきたぞい。
石焼き料理というのは、漁師さんの間で伝わっていた調理法の事でな...
季節ごとの獲れたての魚介類や海藻とネギなどの薬味を、水を貼った桶に入れ、高温に熱した石を放り込んで一気に煮込む豪快鍋料理のことなんじゃ。石を入れた桶の中は瞬時に沸騰し、豪快な湯気と共に海藻(岩ノリなど)から磯の香りが溢れ出るんじゃが、コレがまた一段と食欲をそそるんじゃよ!
料理人だったワシが石焼き料理の正しい食べ方をレクチャーして進ぜよう...
まずはその豪快な調理法と煮えたぎる湯の音を楽しむんじゃ。中華料理などでよく言われる「料理は目と耳でも楽しむ」というやつじゃ。
そうしたら次に、魚介のウマミのよく出た「お汁」を味わおうではないか。豪快な調理法とは裏腹に、しっかりとダシがきいているぞ!
あとは煮えた魚をお椀によそってパクパク食べるのじゃ。ブツ切りになった色んな魚の、色んな部位が入っておるぞ。そりゃ確かに身が大きいトコロの方が食べやすいんじゃが、骨の周りの方も味があるからチュバチュバしながらちゃんと食べた方が良いぞ。
具材やダシはお店によって違うみたいなんじゃが、ココ「海陽」では魚と岩ノリとネギのシンプルな構成。石焼き料理本来の、魚のウマミを味わってもらいたいという店主のこだわりなんじゃ!
ボリューム満点じゃからのう、ワシは食べるのに1時間くらいかかったんじゃが中に入った石の保温効果が高く、最後まで温かくいただけたぞい。
男鹿名物「石焼き料理」
まだ食べた事がない人はぜひお試しアレ。
ちなみにここ「海陽」では石焼き料理にご飯やお刺身、自家製イカの塩辛など小鉢がセットになった「石焼き定食」が2000円で味わえるぞ。他にも辛口のキムチチゲが入った「石焼チゲ(同じく2000円)」も若い人に人気があるそうじゃよ。
食後のデザートには海陽のもう一つの名物「なまはげアイス」でお口直しじゃ!