山は見かけによらずじゃな
男鹿は最近急に涼しくなってきたが、皆のトコロはいかがかな?
季節の変わり目じゃから風邪などひいて体調を崩さんようにな。男鹿に遊びに来れなくなってしまうぞい(笑)
さて、寒風山に来た事のあるアナタなら分かると思うが、今日は「姫が岳」を紹介しようと思う。姫ヶ岳というのは、回転展望台のある山頂の隣にある小高い山の事じゃ。別名「男山」とも言うそうじゃ。
なぜか、一度登ってみたいという気にさせられるのはワシだけなんじゃろか?
「皆が展望台のある頂上の方に行くなら、自分はこっちを独り占めしてやるぜぃ」みたいなカンジなんじゃろうか?ワシは天邪鬼って事なのかのう(-_-;)?
ともかくワシはその「姫ヶ岳」のてっぺんに行ってみることにしたんじゃ。
下から見ると、いとも簡単に登れそうなんじゃが、意外と勾配がきつくてのう。登りきる頃には、かなりしんどかったぞ。(こんなに小さくても)山は見かけによらんのう...
登りきって一息ついたワシは辺りを見回してみたんじゃ。てっぺんには石碑が建てられていたぞい。
石川理紀之助なる人の歌碑だそうで「うちわたす 男鹿の島山雲はれて 琴の湖たつ波もなし」という詠が彫られておった。
しいて言えば姫ヶ岳にはコレくらいしかないんじゃが、山頂とは少し違った風景が広がっておるので、体力に覚えのある方は一度登ってみるといいかもしれん。
ところで、この姫ヶ岳から尾根づたいに板場の台の方(北側)に歩いていったトコロが「蛇越長根」という場所なんじゃ。尾根には大きな岩がゴロゴロ転がっていて(少し歩きにくいんじゃが)、なんでもこの道を伝説の大蛇が通って、姫ヶ岳の下にある「古玉の池」から、「新玉の池」に移っていったと言われておるそうじゃ。蛇が通ったという道をなぞって進んでみるとエエ。蛇越長根を進んだ先の頂上が分岐点になっておって、ここから「鬼ノ隠里」「風穴」へと道がつながっておるぞ。
ハイキングと呼ぶにはやや厳しい道のりじゃが、寒風山に眠る数多の伝説・言い伝えを1日かけてじっくりと辿るのも、良い休日の過ごし方かも知れんのう。
運動不足解消にも良いぞ!