涼むには最適じゃ!
涼しいの〜
男鹿は相変わらず暑い日が続いておるぞ。台風の影響かのう...蒸し暑くてたまらんわい。
暑気を払いに今日は寒風山の「滝の頭」にやってきたわい。ココは前にも紹介したが男鹿の水道水を賄う水源地となっておるんじゃ。以前に来た時は浄水場前にある水汲み場で水を飲んで帰ったんじゃが、今日は奥の水源地を観察に行ってきたんじゃ。まぁ観察というか涼みに行ったんじゃがな(^_^;)
浄水場の管理人さんに許可を取って、脇の道を奥に進むと鳥居が建っておるんじゃ。
辺りは鬱蒼(うっそう)とした杉の木々に囲まれ、少し冷たい空気が何やら神秘的な雰囲気を漂わせておる。
鳥居をくぐって少し進むと左手にコバルトグリーンの澄んだ沼が広がっておったぞい。これを滝の頭というみたいじゃな。(浄水場左手にあるのは鷲の沢灌漑溜池というそうじゃ)
昨夜雨が降ったというのに滝の頭は、底がはっきり見えるほど透明で青く光っておった。木々の深緑とあいまって見事な景色美じゃったぞ。沼の水が透明なワケは、地表から流入する水量より沼の底からの湧水量が圧倒的に多いこと(約2.5万t/日という膨大な湧水量)に加え、湖水の体積が小さく水の入れ替わりが早いかららしいんじゃよ。
滝の頭に見とれながら進むと、右手に小さな社が建っており、そばから水が湧き出ておるんじゃ。ココが湧水源みたいじゃな。この社は今木神社と言うそうじゃ。不動尊が祀られ、三吉神、太平山碑などの石碑に囲まれ、天からの授かり物として地域の人たちに崇められ敬われてきたことがわかる。今木神社は男鹿市鮪川の村の集落が主に祭り、祭礼は5月28日とのこと。
置いてあるヒシャクを使って水を飲むことができるぞい。歩いてきて乾いた喉を、冷たい清涼感のある水が潤してくれるぞい。
滝の頭湧水というのは、寒風山の噴火で積もった溶岩の割れ目を通って何十年もかけて濾過された、いわゆる「伏流水」と言うヤツなんじゃ。ちょうどこの辺が溶岩層と、水を通さない堆積岩層の境目になっていて、故にココから水が地表に湧き出てくるという訳なんじゃよ!
まぁ受け売りじゃがな(^_^;)
滝の頭湧水の水温は年中12度と冷たく、真夏でもヒンヤリ涼しいぞ。涼むには最高の場所じゃな。冬になると逆に一面水蒸気を上げるほどらしいぞ。
ちなみに神社の脇にある溜りには「オナンショ」という山椒魚が棲んでいて、これを捕らえて生きたまま飲み込むと胃を掃除してくれるとして、昔はよく参拝者が飲み込んだらしいんじゃよ。ん〜痛くないのかのう(-_-;)
ちょっと探してみたんじゃが、おらんかったので帰る事にしたんじゃがな...
ついガブ飲みしすぎてお腹がタプタプになってしまったわい。腹を抱えて帰ったワシじゃった...